リハビリテーション科

 

【はじめに】

当科では、病院理念である「地域のために・・・」を合言葉に地域に根ざした医療の提供を目指して日々努めております。

病気やケガによってこれまでできていたことができなくなってしまい、住み慣れた自宅や地域で継続した生活を送ることが難しくなることがあります。

近年の高齢化の進行によって、一人暮らしの高齢の方が増えてきています。ご本人も、ご家族も不安がある中で過ごされていることと思います。

当科ではそのような方々に寄り添い、可能な限り住み慣れた自宅や地域でご本人らしい生活を人生の最期まで送ることができるようにお手伝いさせていただきます。

最近では「長崎市在宅支援リハビリセンター」の委託を依頼されており、今後はより一層地域の皆様のお役に立てるように従事してまいります。

【当科の特徴】

当院は一般病床、地域包括ケア病床、療養病床を有しており、急性期~生活期(維持期)、また終末期までの総合的なサポートに取り組んでおります。

在宅復帰へ向けたサポートはもちろん、長期的な医療措置が必要な方には安楽な療養生活を送っていただくためのサポートを行っております。

病院内に併設されているデイケア(通所リハビリ)では、現在在宅での生活を行っていらっしゃる高齢の方やお身体に障害をお持ちの方に可能な限りご本人らしい在宅での生活を継続して行っていただけるようにサポートしております。

令和6年4月~「心大血管疾患リハビリテーションⅠ」の算定を開始しました。近年の高齢化に伴い「心不全」をはじめとした循環器疾患へのケアが重要視されてきています。当院では専門的な知識を持ったスタッフが患者様の状態に合わせて運動面・栄養面からサポートします。

 

 

【施設基準】

・運動器リハビリテーションⅠ

・脳血管リハビリテーションⅡ

・呼吸器疾患リハビリテーションⅠ

・心大血管疾患リハビリテーションⅠ

・廃用症候群リハビリテーションⅡ

 

【スタッフ構成】

リハビリスタッフは理学療法11名、作業療法士4名、リハビリ助手2名で構成しています。

 

 

☆理学療法(PT:Physical therapy)

病気やケガによって起こった障害に対して、運動療法や温熱・電気・超音波などを使った物理療法で身体機能の維持、悪化を予防して、座る・立つ・歩くといった日常生活に必要となる基本的な動作の再獲得や改善を目指します。

当院リハビリテーション科の特徴として、循環器疾患の患者様には、心機能に応じた運動・生活指導を行っています。

 

 

 

☆作業療法(OT:Occupational therapy)

自宅での生活や入院前の生活に少しでも近づけるように、日常生活活動(食事・行為・西洋・排泄・入浴)の指導を行い、生活の自立や介助量の軽減を目指します。また認知症患者様には脳トレや作業活動・余暇活動を行い、精神面でのアプローチも行っています。

病気やケガによってこれまでできていた「日常生活動作」の再獲得への介入はもちろん、当院リハビリテーション科の特徴として「認知症患者様」へのアプローチにも力を入れています。

 

 

 

運動器リハビリ

さまざまな運動器疾患(整形外科領域の骨折などの外傷、変形性関節症、脊柱管狭窄症など)、頚部、肩、腰部などの痛みに対して治療を行っています。
特に、整形外科手術を受ける患者は、術前よりリハビリを始め、メドマー、低周波、CPM、エルゴメータ等を活用し早期回復をめざし、退院後は外来で継続フォローしています。
痛みに対しては、物理療法(温熱療法、牽引療法、針治療、マッサージ療法)を中心にした治療を行っています。

 

脳血管リハビリ

脳脊髄疾患に対して、急性期の患者では早期離床、早期社会復帰をめざし、また慢性期の患者についても、よりより日常生活動作(ADL)の確立のため、スタッフ一丸となって努力しています。

 

呼吸器リハビリ

さまざまな呼吸器疾患に対する入院治療の一環として、呼吸機能改善のため専門医の指導のもと、リハビリを行っています。

運動療法室
運動療法室2
運動療法室1
運動療法室3
運動療法室5
運動療法室6
運動療法室7
運動療法室8
物理療法室
物理療法室1
物理療法室2
物理療法室3
作業療法室
作業療法室1
作業療法室2